平均
学習する学年:小学生
1.平均の説明
平均という言葉は普段の生活でよく使っていますが、どういう意味かわかりますか。
平均とは、ある複数の値を合計して、その合計を出すのに使った個数で割って全体が同じ大きさとなるようにしたもののことです。
平均を式で表すと、次のように、合計÷個数として計算します。

つまり、全体を平らにして個々の大きい小さいのデコボコをなくした数のことを平均といいます。
平均の意味はわからなくても日常生活で平均を求める計算は毎日のようにしていると思いますので計算方法は難しくはないと思います。
平均を求める手順は次の順番で行ってください。
- 平均を求める手順
- 1.それぞれの値を足して合計値を出します。
- 2.その合計するのに使った個数で合計値を割ります。
この作業をすることによって、合計した大きさの真ん中の位置(中心の位置)の平均の値を求めることができます。
2.平均の練習問題1
平均の計算に慣れるために上で説明したことを頭に入れて問題を解いてみましょう。
しんじ君は、算数と理科のテストを行いました。算数のテストの点数が60点、理科のテストの点数が90点である時、テスト全体の平均点はいくらになりますか?
まずは、合計点を計算しなければいけないので、算数のテスト60点と理科のテスト90点の点数を足し合わせて合計を出します。
- 60+90=150
次は、合計を個数で割ります。この場合は、合計を出すのに使った個数は2科目ですので2で割ります。
- 150÷2=75
したがって、75点が2つのテスト(算数と理科)の平均点となります。

今行った計算を1つの式にまとめると、次のようになります。
平均=点数の合計点÷合計に使った個数なので、
- (算数の点数+理科の点数)÷(科目数)
- =(60+90)÷2=75点
となります。
3.平均の練習問題2
次の5科目のテストの平均点を求めましょう。
こうすけ君は、学校で、国語、社会、算数、理科、音楽のテストを受けました。
そして、テストの結果が戻ってきて、それぞれのテストの点数は次の通りでした。
- 国語のテストの点数:45点
- 社会のテストの点数:50点
- 算数のテストの点数:60点
- 理科のテストの点数:90点
- 音楽のテストの点数:100点
この時のテスト全体の平均点はいくらになりますか?
まずは、5科目のテストの合計点を出します。
- 45+50+60+90+100=345
次は、合計を個数で割ります。この場合は、合計を出すのに使った個数は5科目ですので5で割ります。
- 345÷5=69
したがって、69点が5教科の平均点となります。

今行った計算を1つの式にまとめると、次のようになります。
平均=点数の合計点÷合計に使った個数なので、
- (国語の点数+社会の点数+算数の点数+理科の点数+音楽の点数)÷(科目数)
- =(45+50+60+90+100)÷5=69点
となります。
このように、全体を平らにした数のことを平均といいます。
平均はすんなり求められましたよね。平均の計算は難しくなかったと思います。