数学の四則演算のルール(演算記号の優先順位)の説明

四則計算のルール

学習する学年:中学生

1.四則計算の方法

四則計算とは何のことかというと四則演算のことです。

みなさんは、四則計算(足し算、引き算、掛け算、割り算)をするときはどのように計算していますか?

式に、足し算のみ、掛け算のみだけが入っているなら悩まずにスイスイ計算できますね。

しかし、式の中に、足し算、引き算、掛け算、割り算の演算記号の全てがごちゃごちゃ混ざり合っていたらどうでしょう?

どれから計算すればいいのかわからなくなってしまいますよね。

式に演算記号がいろいろ混じっていたら一見難しそうに見える四則演算でも、どれから計算すればいいのかの優先順位の順番があります。

計算する順番とは四則計算のルールですので、とても重要なことになります。

このルールを知っていないと、いくら計算しても正しい答えにはたどり着けないからです。

四則演算を計算するルールは次の3つの区分があることをご存じでしょうか。

  1. カッコの中を計算する。
  2. 掛ける(×)、割る(÷)を計算する。
  3. 足す(+)、引く(-)を計算する。

四則演算を計算する順序は、左側から計算することは当たり前のことですがこのように上記のルールがあるのです。

上に述べる3つの内の、1の項目が一番優先順位が高くなります。1の項目、2の項目、3の項目の順番に1から3まで順番に計算していくように習慣づければ正しい答えが求まります。

式にカッコが付いている箇所があればカッコの中から優先して計算するということです。掛ける(×)と割る(÷)の優先順位はカッコよりも低いので、カッコの外に掛ける(×)と割る(÷)があってもカッコの中から計算してください。必ず計算する優先順番を覚えてください。

2.四則演算の計算手順

上の説明を読んで四則演算を計算する優先順位のルールはわかりましたか。

それでは、次のかっこがついた式を計算しましょう。

四則演算の計算練習

この式は、カッコ、掛け算、割り算、足し算、引き算が混じった式です。

計算方法は、上記で述べた四則演算の計算ルールの順番通りに進めて行ってください。

手順1.
まず、カッコの中の掛け算から計算します。

カッコ内の掛け算を計算

(6+4×5)=(6+20)になります。

手順2.
次は、カッコの中の足し算を計算します。

カッコ内の足し算を計算

(6+20)=26になります。

手順3.
次は、カッコの計算は終わったので、カッコの外の割り算を計算します。

カッコの外の割り算を計算

26÷2-3=13-3になります。

手順4.
最後は、引き算をして計算は終わりです。

引き算を計算

よって、答えは10です。

どのような式になっても、計算順序は同じです。

計算の順番を優先する記号はカッコ、その次は掛け算と割り算、その次は足し算と引き算です。

演算記号の優先するしないをしっかり覚えて算数・数学の勉強を頑張ってください。

3.おすすめの四則演算の計算の本

小学校や中学校で四則演算の計算が苦手というお子さんはいませんか。四則演算の計算のコツがわかるおすすめの本を紹介します。

本の名前:ドラえもんの算数おもしろ攻略 計算がはやくできる: ドラえもんの学習シリーズ

足し算、引き算、掛け算、割り算の計算の基本と、分数と小数の計算方法が書かれています。

計算が苦手という方は計算するコツが必ずあるので覚えてください。

ドラえもんがお好きなお子さんにはドラえもんが書かれているマンガの参考書がおすすめです。

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