面積の単位
学習する学年:小学生
1.面積の単位の説明
面積の単位は、みなさんがよく知っているおなじみの(平方メートル)です。
m2(平方メートル)は、土地の面積を表す時によく見かける単位ですよね。
面積とは縦軸と横軸の平面の大きさを表す言葉なので、面積を求める時は、たての長さ×よこの長さを計算して答えを出します。
例えば、1辺の長さが1mの正方形の面積を求める時は、1辺×1辺=1m×1m=1m2というように計算できます。
また、面積の単位はm2(平方メートル)の他には、(平方キロメートル)、(平方センチメートル)もよく使われる面積の単位です。
m2、km2、cm2の大きさのそれぞれの違いは、m2(平方メートル)を基準とすると、
- km2はm2の1000000倍
- cm2はm2の0.0001倍
の面積に相当します。
面積の単位を扱う時は次のようにどの部分を2乗しているのか気をつけてください。
したがって、面積の単位には、m2、km2、cm2のように必ず2(2乗する意味)を付けなければいけないことを覚えておきましょう。
2.平方の意味について
面積の単位には、m2(平方メートル)やkm2(平方キロメートル)のように平方が使われていますが、どのような意味を持っているのかを見ていきましょう。
平方とは、ある数を2度掛け合わせることを表しています。この場合では、縦の長さ×横の長さをして平方計算をします。
例えば、それぞれの辺の長さが1m、100cmの場合の平方は次のようになります。
それぞれ違う面積のように見えますが、1m=100cmなので、どちらも単位を変換すれば同じ面積になります。
それぞれの辺の長さが1km、1000mの場合の平方は次のようになります。
この場合も、それぞれ違う面積のように見えますが、1km=1000mなので、どちらも単位を変換すれば同じ面積になります。
3.a(アール)の意味について
上記では平方の説明をしてきましたが、平方の他に面積の単位には、a(アール)というものがあります。
1aとは、辺の長さが10mの四角形の面積を表しています。
1m2(1m×1m)の面積を100倍したものが1a(10m×10m)です。1m2の1辺の長さを10倍すると1aの面積になります。
aという単位を使った身近なものとしては、土地の面積としてよく出てくるha(ヘクタール)があります。
aの前についているhは何かというと、接頭語(補助単位)のことです。接頭語の意味がわからない方は 長さの単位 のページの接頭語の表を見てください。
このhaは、aを100倍したものです。
では、1haは何平方メートルになるのかというと、次のように10000m2になります。
1a(10m×10m)の面積を100倍すると1ha(100m×100m)です。1aの1辺の長さを10倍すると1haの面積になります。
1ha(100m×100m)の面積を100倍すると1km2(1000m×1000m)です。1haの1辺の長さを10倍すると1km2の面積になります。
aはあまり見かけない単位ですが小学校で学習する内容に含まれていますので覚えておきましょう。