統計を勉強する目的とデータ・統計グラフの種類

統計を行う目的とデータの種類・統計グラフの種類とは

学習する学年:小学生

1.統計って何ですか?

表のデータを棒グラフにする

小学生になると算数の授業時間に、足す、引く、掛ける、割るという四則演算の勉強の他に、統計という勉強も行われます。

統計とは何かというと、あるテーマ(現象)に関した資料からデータを集めて、そのデータをまとめた数量・数値のことです。

統計のやり方は、無秩序に散りばめられている膨大なデータを項目や分類ごとに整理して意味がある数量・数値として表にまとめて、まとめた数量・数値を元にして統計グラフを作成します。

統計グラフを作る主な目的は、現象の全体像の特徴(データの傾向、比較、変化、関係性など)を一目で把握できるようにすることです。全体像がわかれば比較や予測ができるようになるので、統計グラフは学校で勉強する算数・数学の授業以外でもビジネスの世界で活用されています。

大学に進学すると統計学という学問がありますが、大学で統計学を本格的に学ばなくても、算数・数学の授業で勉強した基本的な知識があれば将来会社に就職して仕事を行う時に役に立ちます。

どのように役に立つのかというと、資料に書かれている膨大なデータを目的別に整理してまとめて表を作り、表を元にしてグラフを作ることで、一目見ただけで数量関係を視覚的に相手に表現できるようになることです。

仕事で自分の意見が相手に伝わらず失敗している人の多くは、様々なテーマ(現象)はグラフ化して数量関係を視覚的に表現できるのに、その時の雰囲気や感情で物事を進めてしまい正確性に欠けてしまっているからです。

統計的なものの考え方ができるようになると、調査して得られた膨大なデータをまとめて意味があるグラフを作れるようになりますし、相手が言っていることの比較検討ができますし間違えを見抜くこともできます。

このように、統計を勉強することにより、現象の分析能力、データの取得能力、データの分類・整理能力が養われますので勉強以外でも大いに役に立ちます。

どのようなことに対してもいえますが、自分が相手に物事を伝える時は相手に何を伝えたいのかという核心部分が重要で、言葉だけで相手に伝えるよりもグラフを取り入れて言葉とグラフの両方を使って伝えた方が説得力が増します。将来会社の会議室でプレゼンを行う機会に備えて統計を行う方法をしっかり覚えておいてください。

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2.統計グラフはデータの種類で使い分ける

算数や数学の授業の他にも、学校のレポートの作成、仕事の資料のまとめなど様々な場面で活用できる統計グラフですが、数量・数値データの種類に応じてグラフを使い分けることが求められます。

この世の中には様々なデータが存在していて、次のように質的データと量的データの2種類があることをご存じでしょうか。

質的データ
質的データとは、分類、種類、区別として表されるデータのことです。
主に、絵グラフ、棒グラフ、円グラフ、帯グラフを使って相手に伝えるのが効果的です。
質的データの例:好きな科目、好きな食べ物、ランドセルの色、テストの種類など
量的データ
量的データとは、数量として測定できるデータのことです。量的データは、離散型と連続型があります。
離散型の量的データは整数で表されるデータのことです。主に、絵グラフ、棒グラフを使って表現します。
離散型の量的データの例:歩いた歩数、ヒットを打った本数など
連続型の量的データは小数点を含んで表されるデータのことです。主に、ドットプロット、ヒストグラム、箱ひげ図、折れ線グラフ(時系列での数量の変化)を使ってデータの傾向を調べる時に効果的です。
連続型の量的データの例:身長、体重、体温、通学時間、テストの点数など

このように、質的データか量的データかでグラフを使い分けるようにするとスマートに分類・数量を表現できるようになります。

3.統計グラフの種類

棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、帯グラフ

統計グラフの種類は、絵グラフ、棒グラフ、積み上げ棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、帯グラフ、ドットプロット、ヒストグラム、箱ひげ図、散布図などがあります。

各統計グラフは勉強する学年が異なっていますので、勉強する学年ごとに分けて紹介します。

小学校低学年で勉強する統計グラフの種類
絵グラフ
絵グラフとは、ものの数量を絵を使って表すグラフのことです。数量の大小を比較する時に使います。
小学校中学年で勉強する統計グラフの種類
棒グラフ
棒グラフとは、ものの数量を棒の長さで表すグラフのことです。絵グラフの絵を棒に置き換えたグラフが棒グラフです。数量の大小を比較する時に使います。
積み上げ棒グラフ
積み上げ棒グラフとは、複数の項目のデータの数量を棒の長さで積み上げて表すグラフのことです。
棒グラフは1つの項目を表しているのに対して、積み上げ棒グラフは複数の項目を表しているので全体の数量と項目の数量が把握できます。
折れ線グラフ
折れ線グラフとは、グラフにプロットしたデータの数値の点と点を線で結んで数量の変化を表すグラフのことです。
横軸は主に時間軸として数量の連続量データを表す時に使います。
小学校高学年で勉強する統計グラフの種類
円グラフ
円グラフとは、各項目の割合を円を使って表すグラフのことです。
円全体を100%として各項目の割合を大きさの違いで表現します。円グラフは帯グラフと同じ用途で使われます。
帯グラフ
帯グラフとは、各項目の割合を帯を使って表すグラフのことです。
帯全体を100%として各項目の割合を大きさの違いで表現します。帯グラフは円グラフと同じ用途で使われます。
ドットプロット
ドットプロットとは、1つのデータを1つのドットで表し同じ値のデータがある時はドットを積み上げて表現するグラフのことです。データ全体の集まり、ばらつき、散らばりを確認する時に使われます。
中学校で勉強する統計グラフの種類
ヒストグラム(柱状グラフ)
ヒストグラムとは、1つ1つのデータを階級ごとにまとめてから階級ごとの度数で表すグラフのことです。階級の度数の集まり、ばらつき、散らばりを確認する時に使われます。
ヒストグラムは棒グラフに似ていますが全く違うので使う時は注意してください。
高校で勉強する統計グラフの種類
箱ひげ図
箱ひげ図とは、数量データの集まり、ばらつき、散らばりを箱とひげで表すグラフのことです。
株式チャートのローソク足に似ていますが違うものです。ドットプロットから箱ひげ図にすることができます。
散布図
散布図とは、プロットした点の並び方で2つの項目の関係性を表すグラフのことです。
例えば、縦軸は理科のテストの点数の項目、横軸は算数のテストの点数の項目としてデータの点をグラフにプロットすると、理科と算数のテストの点数の相関関係がわかります。

このように、いろいろな統計グラフがありますが、よく使われるのは、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、帯グラフの4つです。最低でもこの4つのグラフは覚えましょう。

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