算数の四則演算(掛け算、割り算)が苦手な人の為のわかりやすい計算方法

四則演算(掛け算、割り算)が苦手な人へ2

学習する学年:小学生

1.掛け算と割り算を始める前に

掛け算とは数を掛け合わせること、割り算とは数を割ることですが、算数が苦手な方は計算の方法の理屈がよくわかっていないと思われます。

この項では、どうしても掛け算と割り算が理解できなかった方、又はなんとなくしかわからなかった方を対象として、掛け算の九九と割り算の計算をイメージしやすいように説明します。

なお、四則演算の足し算、引き算が根本的によくわからないという方は、こちら 四則演算が苦手な人へ1 も併用して勉強を進めてください。

2.掛け算の意味を理解する

1ケタどうしの掛け算は、小学生2年生や3年生で、九九という掛け算の基本を勉強します。

私は小学生だった時、九九を覚える為に何回でも呪文のように唱えて必死に覚えていました。

例えば、

  • 3×2=6
    さにがろく
  • 4×5=20
    しごにじゅう
  • 6×3=18
    ろくさんじゅうはち
  • 9×9=81
    くくはちじゅういち

のように、1の段から9の段まで呪文のように唱えてひたすら覚える方法でもいいのですが、掛け算の理屈がわかれば、さらに九九のイメージ(掛け算のイメージ)ができるようになると思います。

例えば、下の図を見てください。

掛け算をますを使ってわかりやすくする

この図の意味することは、3×2を計算して6になったものです。

3×2=とは、3のかたまりが2つあるということなので、3+3=に置き換えることができるんです。3+3を計算すると答えは6です。

4×5=とは、4のかたまりが5つあるということなので、4+4+4+4+4=となります。

6×3=とは、6のかたまりが3つあるということなので、6+6+6=となります。

9×9=とは、9のかたまりが9つあるということなので、9+9+9+9+9+9+9+9+9=となります。

このように、掛け算を足し算に置き換えて計算すると九九の勉強が効率よく進むと思いませんか。

1ケタどうしの掛け算の九九は、足し算に置き換えると数のイメージがしやすくなるので、九九がわからなくなったらこの方法を使って計算して掛け算に慣れてください。

3.割り算の意味を理解する

掛け算の九九の理屈がわかったところで、次は割り算の理屈について説明します。

それでは、次の式をマスを使って計算してみましょう。

  • 10÷2=

これは、10のマスから0(ゼロ)に向かって2ずつ移動させてみて何回移動させたかで答えがでます。

下の図を見てください。図で描くとこのようになります。

割り算をますを使ってわかりやすくする

ここでみなさんに質問です。

10の数を2ずつ何回動かしたら0になるでしょうか?

5回動かしたら0になりますよね。

よって、10÷2=5になります。

5が正しい答えなのか調べる為に、上の式を割り算から掛け算にしてみます。

  • 2×□=10

四角の中に5を入れれば2×5=2+2+2+2+2=10となり、初めの10のマスになったので正しい答えです。

では、最後に、次の割り算の答えをマスを使って求めてみましょう。

  • 15÷5=

15から0(ゼロ)に向かって5づつ3回動かすと0になるので、答えは3です。

よって、15÷5=3になります。

3が正しい答えなのか調べる為に、上の式を割り算から掛け算にしてみます。

  • 5×□=15

四角の中に3を入れれば5×3=5+5+5=15となり、初めの15のマスになったので正しい答えです。

このように、ゼロに向かって何回動かしたのかが割り算の答えになることを覚えておいてください。

このような計算方法を使うと、割り算がわかりやすく理解できると思います。数をイメージしながら計算できるようになると算数が面白くなりますので、まずは数に慣れて頭の回転を磨いてください。

4.かけ算・わり算を覚えるおすすめの本

かけ算・わり算が苦手なお子さんはいませんか。もしかしたらかけ算・わり算が克服できるおすすめの本を紹介します。

本の名前:ドラえもんのかけ算・わり算 (ドラえもんの学習シリーズ)

私がおすすめする本は、お子さんに人気があるドラえもんのかけ算とわり算の本です。

本といってもマンガで書かれていますのでドラえもんが好きなお子さんなら喜んで読み始めます。

1回読んだだけでは理解できませんが、何回でも読んでいくうちにかけ算・わり算とは何なのかわかり、そして、かけ算・わり算の計算方法を覚えてきて問題がスラスラ解けれるようになります。

かけ算・わり算が苦手なお子さんがいたら、勉強本として1度読ませてあげてください。

5.自宅学習で小学生の成績を上げるおすすめの教材

学校で勉強した後に家に帰ってから習ったところを復習することはとても大切なことです。

しかし、そもそも勉強が苦手で授業についていけない方は勉強が効率よく進みません。

昔は、教科の成績を上げる為には塾に通うことが当たり前でしたが、最近ではインターネット環境が進化したのでいろいろな会社からタブレットと通信回線を使って自宅学習で成績を上げる教材があります。

通信学習は塾と比べると安い費用で手軽に勉強ができるのでおすすめです。

おすすめ1(テキスト学習)
ポピー
タブレット学習ではなく、テキストを使って親子でコミュニケーションを取りながら家庭学習をしたい方はポピーがおすすめです。

おすすめ2(テキスト学習)
ドラゼミ
ドラえもんやドラミちゃんに興味がある年少の3歳から小学6年生までのお子さんは、ドラえもんのテキストで勉強するドラゼミがおすすめです。

おすすめ3(テキスト・タブレット学習)
進研ゼミプラスの小学講座
学校の授業を理解してテストの点数アップを目指すなら進研ゼミプラスの小学講座がおすすめです。

おすすめ4(タブレット学習)
スマイルゼミ
勉強をするきっかけを作りたい小学生のお子さんには、専用のタブレットで勉強するスマイルゼミがおすすめです。

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